冷静に考えてただの雑炊

感じたこととか、書きたくなったものをただ適当に書き連ねる

艦これアーケードというのが春に出るらしい

最近の3Dモデリング事情について調べていたところ、

艦これアーケード」というものが今年の春にリリースされるらしい。

 

画像を見るとかなり丁寧な作りに見えたが、所詮静止画。

動いたらどうせ粗いんじゃないの?と上から目線で動画を閲覧したところ……

 

なにこれ、めっちゃぬるぬるやん。

 

更にキャラクター毎に細かい動きがついていて、

鎮守府でスキンシップを取れるのはもちろんのこと、

艦娘着任では廊下を様々な艦娘とすれ違いながら提督室へ移動する

という拘りある演出が加えられているのだが、

これがキャラクター毎に反応の仕方が違って特徴的な動きをするなど

制作陣の気合の入れ方、キャラクターへの愛をひしひしと感じることが出来る。

 

プレイ動画を見るとブラウザ版とは違ってかなりゲーム性が向上しているようで

美麗な3Dモデリングをよりアクティブに、視覚的に楽しめるデザインになっている。

 

 

実は以前ブラウザ版の艦これを自分もプレイしたことがあるのだが、

結局ブラウザゲームで良くあった

ビジュアルに頼った作業ゲーであったので

海外艦を実装する手前くらいで提督を止めてしまっていた。

 

確かに当時からキャラクターゲームとしてのクオリティは

他と較べても高い水準に位置していて

特にあれだけの数のキャラクターにそれぞれあれだけの台詞がついているものは

当時としてはかなり異例で、制作陣の拘りを感じた部分だった。

 

しかし最近のゲームはUnity等の導入しやすい優れた開発環境が増え、

視覚性、アクション性が向上しており

戦略性も乏しいゲームでは、時代の波についていくのは難しいだろう。

 

そこに今、動きとゲーム性が加わったことで

艦これというゲームは、1つの新たな完成形へと到達したのではないかと思う。

 

 

 

 

私はキャラクターゲームが好きで、

中でもゲームを彩るビジュアル部分は

ゲームを構築する重要な部分として非常に評価を高く見ている。

 

モデリング技術が普及している現在の環境で

中途半端なモデリングを見ると、返ってクオリティが悪く見えてしまうし

だったら下手なモデリングを使わず2Dでやれよと常々思っている程だ。

 

動きがつくことで「それっぽさ」を作りたいのかも知れないが

昨今のなんでも3Dモデリングにしてしまえばいいだろ的な風習は

正直なところ、あまり好きではない。

 

私は現在のモデリング技術は「アニメ志向」と「リアル志向」の

2本の柱のようなものがあると考えていて

前者はフライトユニットに代表されるアトリエシリーズ

後者はコーエーテクモDOAや、FFなど。

 

何れにせよ、そういったレベルのモデリング技術は

何年も前に出来ることが証明されていて

同人ゲームですらそのレベルのものを開発出来ている。

 

つまり、より優れた開発環境を揃えられるであろう企業が

それを下回るようなものをホイホイと出すのは

クオリティに拘るのであればありえてはならないし、単なる妥協になる。

 

 

今回の艦これアーケードは所謂「アニメ志向」にまとまったモデリング

キャラクターの「動き」の部分にもかなり力を入れており、

キャラクターの特徴を捉えた細かな表現は

キャラ愛を持つプレイヤーにとっては非常にポイントが高いと言える。

 

最も、公開されているモデリングは一部で

その全てにおいて品質が保証されているわけではないが

標準品質をクリアしながらも拘りを持っているゲームというのは

モノづくりをしたことのある人達にとって、とても好感を持てるのではないだろうか。

 

少なくとも、この作品が

今後出るゲームの1つの水準として見られることはまず間違いない。

 

これからも情熱を持って開発を続けて欲しいと思いました。ちゃんちゃん